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コラム

AIをチャット相談相手として使っているだけの人は、パソコンを持っていない人と同じになる

チャットAIで相談しているだけの人と、AIで仕組みを作っている人間の差は、スマホしか持っていなかった人とパソコンを持っていた人の差に等しい。作る側に回れ。AI時代のパソコンを持て。

AIをチャット相談相手として使っているだけの人は、パソコンを持っていない人と同じになる

AIを使っている人は増えた。

ChatGPTに相談する。
文章を書かせる。
アイデアを出させる。
要約させる。
調べものをさせる。

それ自体は悪くない。

でも、それだけで「AIを使っている」と思っているなら、かなり危ない。

それは、スマホだけを持って「自分はデジタルに強い」と思っているのに近い。

スマホは消費する道具、パソコンは作る道具だった

スマホを持っている人と、パソコンを持っている人の間には、大きな隔たりがある。

スマホでもいろいろなことはできる。

動画を見る。
SNSを見る。
写真を撮る。
投稿する。
買い物をする。
メッセージを送る。

でも、基本的には消費の道具だ。

一方で、パソコンは作る道具だった。

サイトを作る。
アプリを作る。
動画を編集する。
音楽を作る。
デザインする。
プログラムを書く。
事業の仕組みを組む。

もちろん、スマホだけで稼いでいる人もいる。

TikTokで稼ぐ人もいる。
Instagramで稼ぐ人もいる。
ショート動画で飯を食う人もいる。

でも、よく考えた方がいい。

TikTokもInstagramも、作っている側はパソコンで作っている。

スマホの中で踊っている人はいても、その舞台そのものを作っているのは別の人間だ。

ここに、消費者と作り手の差がある。

チャットAIは、AI時代のスマホである

AIでも同じことが起きている。

チャット型のAIは、AI時代のスマホに近い。

誰でも触れる。
すぐ使える。
相談できる。
文章も出る。
画像も作れる。
ちょっとした自動化もできる。

だから、多くの人はそれで満足する。

「AIを使っている」
「AIで仕事を効率化している」
「AIに相談している」
「AIで投稿文を作っている」

それはそれでいい。

でも、それはまだ消費者側のAI利用だ。

本当の分断はその先にある。

Claude CodeのようなCLIを使う。
ローカル環境を触る。
Cloudflareにデプロイする。
APIをつなぐ。
Workerを書く。
Cronを回す。
データベースを使う。
フルスクラッチで仕組みを作る。

この領域に入ると、AIは相談相手ではなく、制作環境になる。

ここからが本当の差になる。

チャットで相談している人と、AIで作っている人は別物

チャットAIを使っている人は、AIに相談している。

でも、CLIやコードエージェントを使っている人は、AIに作らせている。

この差は大きい。

相談している人は、答えをもらう。
作っている人は、仕組みを持つ。

相談している人は、文章を得る。
作っている人は、プロダクトを得る。

相談している人は、業務を少し楽にする。
作っている人は、業務そのものを消す。

相談している人は、AIを便利な相手として使う。
作っている人は、AIを労働力として使う。

同じAI利用でも、まったく別の話である。

デスクトップアプリの自動化では足りない

もちろん、チャット型AIにも便利な機能は増えている。

デスクトップアプリでファイルを扱える。
表を作れる。
ブラウザを操作できる。
簡単な自動投稿もできる。
タスクを実行できる。

それだけでも、かなり便利だ。

でも、それはまだ用意された枠の中で動いている。

アプリが用意した機能。
サービスが許可した範囲。
ボタンとして置かれた自動化。
チャット上で完結する作業。

それは消費者向けのAI利用だ。

本当に作る側に回るなら、自分で仕組みを組む必要がある。

必要なAPIをつなぐ。
必要な処理を書く。
必要な保存先を決める。
必要な画面を作る。
必要なスケジュールで動かす。
必要なら全部フルスクラッチで作る。

その方が自由度が高い。

そして、強い。

これからAI利用者は大きく分断される

これからAIを使う人は、二つに分かれる。

ひとつは、チャットAIを相談相手として使う人。

もうひとつは、AIで仕組みを作る人。

前者は、AI時代のスマホ利用者だ。
後者は、AI時代のパソコン利用者だ。

この差はかなり大きい。

スマホだけでも生きてはいける。
でも、作る側にはなりにくい。

チャットAIだけでも便利にはなる。
でも、仕組みを持つ側にはなりにくい。

そして、これから金を稼ぐのは、仕組みを持つ側だ。

相談が上手い人ではない。
要約が上手い人でもない。
プロンプトが少し上手い人でもない。

AIを使って、実際にプロダクトや業務システムや自動化を作れる人間だ。

AI格差は、チャットの先に行けるかで決まる

これからの情報格差は、AIを使うかどうかではなくなる。

もう多くの人がAIを使う。

問題は、どこまで使うかだ。

チャットで相談するだけなのか。
文章を作らせるだけなのか。
簡単な作業を手伝わせるだけなのか。

それとも、AIにコードを書かせて、自分の仕組みを持つのか。

ここで大きな分断が起きる。

パソコンを持っていた人と、スマホしか持っていなかった人の差。
作る側と、使う側の差。
プラットフォームを作る側と、プラットフォームで踊る側の差。

AIでも同じことが起きる。

AIを相談相手で終わらせるな

AIは相談相手としても便利だ。

でも、そこで止まると危ない。

AIに悩みを相談しているだけでは、何も所有できない。

AIに文章を書かせているだけでは、仕組みは残らない。

AIにアイデアを出させているだけでは、プロダクトは生まれない。

これから必要なのは、AIを使って作る側に回ることだ。

Claude Codeを使う。
CLIを触る。
APIをつなぐ。
Cloudflareにデプロイする。
自分の自動化を作る。
自分のサービスを作る。
自分の収益装置を作る。

チャットAIで相談しているだけの人間と、AIで仕組みを作っている人間。

この差は、これからどんどん広がる。

AIを使っているつもりでも、チャットで止まっているなら、それはまだスマホ側だ。

作る側に回れ。

AI時代のパソコンを持て。